2007年08月29日

「P2P地震情報」ネットワーク図

 「サーバは分散して安定するようになったけど、ピア同士のネットワークってうまく構築されてるの?」「P2Pだけど遅延は大丈夫なの?」 …というわけで調べてみました。

 (クリックすると実寸表示)
 8月28日22時56分の「P2P地震情報」ネットワーク図です。自分自身のピア(223)が中心にあって、他ピアとの距離は伝播時間を表しています。他ピア同士の距離は不正確です。

かんたんな調査結果

 他ピアへの伝播時間(=ネットワーク的な距離)は、平均674ms(※中央90%は648ms)で、実際ネットワーク図をみてもほとんどが1000ms以内にいることが分かります。これは、複数ピアと接続を行っているためで、安定性の向上とともに遅延を低減する効果がよく表れています。
 特定のピアへ到達するまでのピアの経由数(Hop数)は、平均4.5(※中央90%は4.6)でした。また、伝播時間を経由数で割って1経由するごとの伝播時間を計算したところ、平均154ms(※中央90%は145ms)でした。

 これらの値は、8月28日22時56分時点(参加数913ピア)での実際のP2P地震情報における通信をもとに算出したもので、具体的にはTCP上のP2P地震情報プロトコルを用いたものです。つまり、相手へデータを送信し始めてから届いたことを確認できたところまでが平均674ms(648ms)ということです。


 どこから地震感知情報が飛んできても1秒以内に受信するし、どこから地震感知情報を飛ばしても1秒以内にほぼすべてのピアに届く。(P2Pにしては)なかなか良い状態と言えるのではないでしょうか。ピアの接続に関してはほとんど最適化をしていないので、最適化すればピア数が増えても1秒以内は維持出来るように思います。

2007年08月26日

「地震感知情報リプレイ」を公開

 「地震感知情報リプレイ(UserQuake_Replay)」を公開します。

 
 UQReplay.exe (268KB / 実行ファイルそのまま)

 過去の地震感知情報データをサーバから取得し、お使いのコンピュータ上で再現することが出来ます。
 新判定基準と従来判定基準において「表示されるかどうか」が○×で出てくるので、「判定精度の向上」「少ない件数によるすばやい判定」を実感できると思います。

 ※これは地震感知情報の判定基準設定などの開発目的で作成したプログラムを公開したものであり、動作保証およびサポートは一切いたしません。

2007年08月23日

Beta3(Rev5) リリース

 P2P地震情報 Beta3(Rev5)をリリースしました。詳しい変更点や導入・アップデート方法などはダウンロードをご覧ください。

 本リリースの一番のポイントは、「地震感知情報の新判定基準」です。判定材料に「勢い」「まとまり」などを追加し、従来と比べて信頼性・表示率ともに大幅に向上しました。

 判定材料が増えたおかげで、地震に発生によるものかどうかを「正確に」判断できるだけではなく、「すばやく」判断できるようにもなっています。

 人それぞれだとは思いますが、まずは騙されたと思って「そのままで」しばらくお試しください。

プラグイン仕様書をリリース

 P2P地震情報に実装されているプラグイン機能の仕様書をリリースしました。

 P2P地震情報 - プラグイン仕様書(Ver0.10)

 仕様書にもあるように、もともとは地震情報・津波予報の読み上げやメール送信などを想定して作成したので、自由度は相当低いです。将来的には大幅に仕様変更するつもりでいるのですが、どういう需要があるのかさっぱりなので何をどう変更するかはまだ決めていません。

2007年08月20日

P2P地震情報 「雑談」「地震・津波読み上げ」プラグインをリリース

 P2P地震情報のプラグインとして、「雑談」「SAPI 地震・津波読み上げ」の2つをリリースします。

雑談プラグイン

 BBS_Freetalk.zip(39,129 bytes) ※17:29 ファイル不足のため差替、17:35 最下部までスクロール出来ないため差替 / 08/21 21:52 人数表示を修正差替

 070820_BBS-Freetalk.png
 簡単に言えば、「雑談プラグインがあるんだからそっちで」と言えるように作ったものです。現在もIRCチャンネルがありますが、それより何倍も手軽で移行しやすいと思います。

SAPI 地震・津波読み上げプラグイン

 SAPI_Speech.zip(14,107 bytes) ※08/28 読み上げ速度指定不具合のため差し替え

 地震情報や津波予報を読み上げます(読み上げサンプル(MP3))。需要があるのか定かではありませんが、SAPIの勉強も兼ねているので需要がなくても問題ありません。

プラグインの導入方法

 それぞれダウンロード・解凍し、生成されたファイルをP2P地震情報インストール先の「plugin」フォルダへコピーするだけ。P2P地震情報の起動と同時に、プラグインも起動します。

 ※ただし、SAPI 地震・津波読み上げプラグインは別途読み上げエンジンの導入が必要です(テキストファイルに記されています)。

2007年08月19日

次リビジョンについて

 お久しぶりです。次リビジョンの実装はすべて終了し、現在動作チェック段階に入っています。このまま問題がなければ1週間後を目安にリリースする予定です。

 ただし、安定性が確保出来ないため「地震情報の地図表示の一新(新しい地震情報地図システム)」については次リビジョンでの実装は見送りとさせていただきます。

・地震感知情報の新しい判定基準を採用します。信頼性と表示率のバランスを4段階で簡単に調整出来るようにしました。
・接続に失敗しても、自動でリトライするようになります。
・初期設定ウィザードを搭載し、スタートアップへの登録にも対応します。
・津波予報の解除時、音を鳴らすかどうか設定出来るようになります。
・簡易掲示板のスクロールを停止出来ます。
・タスクトレイから「地震情報再表示」を選択出来ます。
・掲示板のID表示がコロコロ変わる不具合を修正します。
・発信した地震感知情報が2回カウントされる不具合を修正します。
・このほか、細かな修正

 地震感知情報の新しい判定基準は、初期設定で「表示されれば、99%以上の確率で地震が発生したと考えてよい」という値に設定しています。面倒なことは考えずに初期設定で放っておくのがベストです。

 プラグイン仕様書もあわせて公開予定です。