2007年10月24日

P2P地震情報 Beta3(Rev7) を希望者に配布します

 簡易掲示板を廃止し、地震感知情報のフィルタリング機能を実装した「P2P地震情報 Beta3(Rev7)」を希望者に配布します。

 今回配布する「P2P地震情報 Beta3(Rev7)」は、簡易掲示板を廃止し、「地震感知情報リプレイ」に実装済みのフィルタリング機能を本体に実装したものです。
 「地震かどうか」の可能性に基づく表示・非表示制御については、先日リリースしたBeta3(Rev6Rev5)より行っております。今回、新たに表示内容についても制御を行うことによって、表示内容における信頼性が向上しております。地震感知情報やP2P地震情報の仕組みに関する高度な知識なしに、揺れのあった範囲や規模についておおよその推測ができるものと見込んでいます。

 ただし、リリース前の動作試験やヘルプの更新などを行っていないことから、一切無保証とする試験版として希望者にのみ実行ファイル(圧縮済み)を配布します。
 p2pq_b3-r7_test.zip(179KB)

 ※追記:先日リリースしたのは「Beta3(Rev6)」ではなく「Beta3(Rev5)」でした。Beta3(Rev6)については欠番とします。また、簡易掲示板の代替が必要な場合は雑談プラグインをご利用ください。

2007年10月21日

「地震感知情報リプレイ」を更新 - 開発中の新表示方法をお試しいただけます

 過去の地震感知情報をサーバーから取得し、お使いのコンピュータ上で再現することができる「地震感知情報リプレイ(UserQuake_Replay)」を更新しました。

 071021_uqreplay.png
 UQReplay.exe(276KB/実行ファイルそのまま)

 本バージョン(rev2)では、「初期段階で報告のあった地域と離れすぎている地震感知情報を灰色表示」「周辺の地震感知情報の数を考慮して塗りわけ」などの開発中機能(新表示)を実装し、より信頼性の高い地震感知情報の表示を一足早くお試しいただくことができます。
 また、キャッシュ処理の不具合により最新の地震感知情報が取得できない等の問題を修正しました(※バージョンアップする場合、logフォルダのファイルをすべて削除することを推奨します)。

緊急地震速報 配信試験の状況について

 P2P地震情報では、10月1日より「緊急地震速報 配信試験(クローズドβ)」を開始し、NHK 緊急地震速報と連動した緊急地震速報の配信試験を行っております。現在のところ、検出精度・配信状況ともに非常に良好です。

検出状況

  • 一般への緊急地震速報は1度も提供されておらず、実際の緊急地震速報による連動は確認できておりません。
  • 告知番組によるチャイム音については、受信状況に関係なくこれまで7回を正常に検出しております。
    • ただし、告知番組による緊急地震速報配信は不適切であるため、10月20日に判定基準を変更しました。
    • 本日(10月21日)朝に行われた告知番組について、告知であることを検出し配信を回避したことを確認しております。
  • 10月13日に野球中継音声を誤検出しましたが、判定基準変更によりそれ以降誤検出しておりません。

(検出状況は連動試験 状況にてご覧いただくことができます)

配信状況

  • 配信すべきとされた緊急地震速報、及び訓練データについてすべて正常に配信しております。
  • その他、現在のところ配信に関して問題は発生しておりません。

 今後も検出精度や検出状況の確認を続け、安定性・信頼性の向上に努めます。オープンβにつきましては、最低1回以上の緊急地震速報の配信が行われ、かつ皆様にお試しいただけるレベルに達したと判断した時点で提供する予定です。

2007年10月18日

Peer-to-peer Relay Chat Protocol(PRCP) 仕様書を公開しました

 Peer-to-peer Relay Chat Protocol(PRCP) 仕様書(Ver0.10)を公開しました。

 これは、P2P地震情報 簡易掲示板を廃止しプラグイン化することを踏まえ、P2P地震情報とは異なるP2Pネットワークにおいて会話機能を提供するために制作したものです。

 将来、本仕様書に準拠した簡易掲示板プラグイン(仮)を提供予定です。また、開発者の皆様においても本仕様書に準拠したソフトウェア等を制作していただくことが可能です。

 現在、サーバは既に稼動しております。ただし、サーバ及び本仕様書ともに試作段階のものであり、予告なく変更することがあります。

2007年10月11日

地震感知情報 取得APIについて

 P2P地震情報ネットワーク内で送受信された地震感知情報は、地震感知情報リプレイによりご覧いただくことが可能です。また、以下の方法により送受信されたデータそのものを取得し、分析いただくこともできます。

  • http://p2pquake.ddo.jp/p2pquake/api_userquake.pl?date=XX/XX にアクセスする(XX/XXにはmm/dd形式で日付を指定する)。

 また、データの解析に必要となるフォーマット定義及び地域コードに関する情報は「EPSP(partA) 地震感知情報APIにおける開発者向け情報」をご覧下さい。

2007年10月06日

今後の開発予定について

 諸事情により、今後約2〜6ヶ月間におけるP2P地震情報の開発は、緊急地震速報への対応のみを行います。

 また、P2P地震情報 Webサイトや掲示板、その他サービスのメンテナンス・サポートについても通常より遅延することがあります。ご了承ください。

 とりあえず開発方針でも。

簡易掲示板について

 雑談プラグインによる雑談の切り離し(隔離ともいう)が失敗していることは十分承知しています。本来「簡易掲示板と似たスタイルでもう1個作る」のが理想ですが、本体に実装し「同じP2Pネットワークで」雑談を通信させるというのは理解が得られません。一方でIRCなどのサーバ・クライアント型ではサーバリソースが足りません。つまり雑談掲示板を用意するには「新しいP2Pネットワーク」をもう1個構築しなければいけないのですが、開発コストが膨大すぎます(P2P地震情報を1から作り直すくらい)。だから雑談プラグインでお茶を濁しているわけです。

 その簡易掲示板ですが、開発コストを勘案すると雑談掲示板の用意は極めて難しいため本体から切り離し、標準プラグイン化する予定です。つまりP2P地震情報というプロジェクトとしての「簡易掲示板の活用」は諦め(失敗とし)、プラグインという形で利用者のみなさんと活用方法を考えていく形です。

 簡易掲示板に地震情報・津波予報や地震感知情報を上回る利用価値があればあれこれ対応を考えますが、Beta 1のように中心機能の開発をおろそかにしてまで力を注ぐような失敗は二度とやりたくありません。

 プラグイン仕様は公開していますので、誰かが雑談掲示板を作るというのも手です。

地震感知情報について

 「地震キター!!情報@2ちゃんねる地震板」では、報告のあった他の全地点と距離が離れすぎている場合にそれを無視するような(※じっくり見ていないので曖昧)機能があります。こういうのを参考にするのもよいと思います。

 つまりはこういうことです、というか試しにやってみたら効果的すぎた。次で実装してみよう。
 071007_uqfilter.png

 何度も言いますが、P2P地震情報はプロトコル仕様書を公開する予定です。これは「プロトコル仕様書に従えば好きなだけ地震感知情報を発信できる」ということであって、つまり「P2P地震情報(ソフトウェア)の発信方法をいくら『すばらしい』ものにしても無意味」ということです。だからこそ「誤報の最も多い発信方法」を採用し、そのデータを基準にした新しい判定方法を採用しています。将来を見据えない仕様は破綻します。

 「荒らしに反応するのもまた荒らし」、簡易掲示板を廃止したほうがいたずらは減るんじゃないですかね? なんでもかんでもソフトウェアに求めるのはおそらく間違いです。

16:49 | 開発記録

2007年10月05日

簡易掲示板モデレートシステム(α) を公開しました

 簡易掲示板の発言をブラウザ上から評価できる「[P2PQ-DEV]簡易掲示板モデレートシステム(α)」を公開しました。

 P2P地震情報の利用者であれば誰でも読み書き可能な簡易掲示板は、利用者が増えれば増えるほど発言数とともに「ノイズ」と呼ばれる不要な発言も増加する傾向にあります。本システムは、その「ノイズ」を削減する試みとして行うものです。

 本システムでは、簡易掲示板の発言を読み書きする利用者自身が発言を評価し、スコア付けを行います。スコア付けはリアルタイムに更新され、本システムに反映されます。現在このスコア付けはモデレートシステム(α)内でのみ機能していますが、IDとスコア及びIPアドレス・プロバイダとスコアの関連付けや、評価の低い発言・高い発言をもとに新たな発言を自動的にスコア付けするなど様々な実験を行い、最終的にはP2P地震情報本体へ何らかの形で実装できればと考えています。

 本システムへの参加は登録なしに誰でも行うことが出来ます。P2P地震情報の開発にご協力をお願いいたします。